事業再構築補助金はシステム開発で活用することができます。
用途やポイントについては別の記事で解説していますので、併せてご覧ください。
では具体的にどのような事例があるのでしょうか。
事業再構築補助金のホームページに「事業再構築補助金 虎の巻」というコンテンツがあります。
そちらから事業再構築補助金の事例を知ることができます。
今回はシステム開発と関連の深い「情報通信業」のケースを見ていきたいと思います。
「統計上の有望度別テーマ 」を見ますと、情報通信業ではこのようになっています。
(出典:事業再構築に向けた事業計画書作成ガイドブック)
この中からシステム開発が関係していると思われる事例をピックアップし、有望度の高さごとにどんな違いがあるか比較してみたいと思います。
有望度高
事業テーマ名 | 採択事業例 |
デジタル技術活用・DX推進 | デジタルによる店舗運営改革と、非接触型オペレーションの構築 |
スタジオ関連事業 | デジタルハイブリッド型スタジオへの業態転換 |
オンラインプラットフォーム事業 | 専門情報誌をとりまとめた、総合プラットフォームサービスの開発 |
AI活用システム・サービス展開 | AIデザイン生成技術を使ったデザイン会社から包装資材商社への業種転換 |
有望度低
事業テーマ名 | 採択事業例 |
EC構築・提供 | 中華食材のECサイト、アプリでの販売 |
教育・スクール関連事業 | 子供向けICT教室 |
マッチング関連事業 | フードロス低減に繋がる食材マッチング システム |
アプリ開発・運営 | 飲食デリバリーアプリ事業 |
比較して見えること
有望度の高い事例と低い事例を比較してみると、ただ「システムを作りたい」というだけだと、採択に結び付けるのはやはり難しいといえます。
システム開発に活用できる事業再構築補助金:採択率を上げるポイント
に書かれている通り、
「これまでの顧客とは異なる消費者を対象にすることで事業転換を図る」
「ビジネスモデルに革新性がある」
などが読み取れる計画である必要があります。
申請をご検討中の事業者様は、ぜひその辺も考慮して新しい事業をご検討してみてはいかがでしょうか。
とはいえ、そこまで考えて事業計画を立てるのはなかなか難しい、とお思いの事業者様もいらっしゃるかと思います。
弊社では豊富な実績のあるコンサルタントが、各種補助金の申請支援を行っております。
システム開発を伴う事業で補助金を検討されている事業者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。