4月以降から公募開始される第10回事業再構築補助金から申請枠や要件が一部変更されます。その中で新しく設けられる「サプライチェーン強靱化枠」は、海外で製造する製品・部品等の国内回帰を進め、国内サプライチェーンの強靱化及び地域産業の活性化に資する取組を行う事業者を支援することが目的です。
この事業再構築補助金の「サプライチェーン強靭化枠」と似たような補助金がありました。その名も「サプライチェーン対策のための 国内投資促進事業費補助金」です。こちらの補助金もウクライナ情勢等の国際情勢の変化により供給途絶リスクが生じている原材料 等 の安定供給対策のため、 国内の生産拠点等の整備 を進めることにより、 重要な原材料 等 の円滑な供給を確保するなど、サプライチェーンの強靭化を 図ることを目的としています。
補助対象要件は
補助対象事業 | 補助対象要件 |
ウクライナ情勢の影響を受ける原材料等の安定供給等のための生産拠点等の整備に係る事業 | 以下のすべての要件を満たすこと。 ア.表1に掲げる原材料等に対応する設備投資を行う事業であることイ.設備機械装置の先端性 補助対象となる設備機械装置の性能(仕様・スペック)が、先端的であること |
表1
番号 | 原材料等 | 設備投資 |
① | パラジウム | リサイクル設備の新増設 |
② | 亜歴青炭含む歴青炭 | 代替原燃料に転換するための設備の新増設 |
補助対象経費
・工場の建設費及びその工場で使用する設備機械装置
(設備機械装置 の購入( 改造等 含む )は必須とし、設備 機械装置の購入 を伴わない案件は補助対象外)
補助限度額:30億円
補助率:1/2(補助対象経費30億円より大きく75億円以下の部分 :1/3以内)
大企業も対象事業者に含まれているためか、補助上限額が30億円と大きな金額です。
公募期間は令和5年2月10日(金曜日)から令和5年4月14日(金曜日)正午までとなっています。該当事業を実施されている中小企業者においては申請を検討されてはいかがでしょうか。
弊社では各種補助金の申請支援を行っております。どうぞお気軽にご連絡ください。
お問い合わせはこちら
お問い合わせはこちら