小規模事業者持続化補助金は通常枠は補助上限額が50万円ですが、申請要件を満たせば補助金額を引き上げることが出来ます。今回は小規模事業者持続化補助金「賃金引上げ枠」について解説していきます。
小規模事業者持続化補助金とは?
小規模事業者等が今後複数年にわたり取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助することにより 、地域の雇用や生産性向上と持続的発展を図ることを目的とするものです。地道な販路開拓等の取組や、その取組と併せて行う業務効率化(生産性向上)の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。
賃金引上げ枠とは?
賃金引上げ枠の概要は、最低賃金の引き上げが行われた中、それに加えて更なる賃上げを行い、従業員に成長の果実を分配する意欲的な小規模事業者に対し政策支援をするため、補助事業実施期間に事業場内最低賃金を地域別最低賃金より+30円以上とした事業者に対して、補助上限額を200万円へ引き上げするものです。
通常枠の補助上限が50万円であるのに対して、賃金引上げ枠であれば大幅に補助上限額が200万円になることは大きなメリットであるといえます。
実際にいくらまで事業に使えるの?
補助金の場合、補助率が定められており補助事業にかかる経費の全額を申請することは出来ません。賃金引上げ枠の補助率は通常は2/3です。ただし、赤字事業者でも賃上げ枠に定められた要件で賃金引上げをする場合は、補助率が3/4になります。
補助率2/3の場合、補助事業にかかる経費が300万円以上かかる場合は、小規模事業者持続化補助金賃金引上げ枠で200万円申請することが出来ます。
通常枠と比べて、賃金引上げ枠は補助上限額が大幅に引き上げられるというメリットがあります。
継続的な物価高に伴い、政府も賃上げは強力に推進することが考えられます。賃上げに際して、補助金の補助限度額の引き上げができるなどメリットをあることも踏まえて検討されることをお勧めします。
<小規模事業者持続化補助金 賃金引上げ枠についてのブログ>
賃上げする事業者向け補助金:賃金引上げ枠①「賃金引上げ枠の概要」
賃上げする事業者向け補助金:賃金引上げ枠②「赤字事業者でも使えるの?」
賃上げする事業者向け補助金:賃金引上げ枠③「いくら賃上げすればよいの?」
賃上げする事業者向け補助金:賃金引上げ枠④「賃上げしない場合はどうなるの?」
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