小規模事業者持続化補助金は通常枠は補助限度額50万円ですが、賃金引上げ枠であれば補助上限額金額を200万円にまで引き上げることが出来ます。今回は小規模事業者持続化補助金「賃金引上げ枠」について解説していきます。
小規模事業者持続化補助金とは?
小規模事業者等が今後複数年にわたり取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助することにより 、地域の雇用や生産性向上と持続的発展を図ることを目的とするものです。地道な販路開拓等の取組や、その取組と併せて行う業務効率化(生産性向上)の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。
賃上げしない場合はどうなるの?
「賃金引上げ枠で採択になったけれども、業績が悪くて赤字になりそうだから賃上げはしたくないけれど・・・」そのようなお声をいただくことがあります。
小規模事業者持続化補助金賃上げ枠で採択になったにもかかわらず、賃上げをしない場合はどうなってしまうのでしょうか?
いつまでの賃上げしないとダメなの?
補助事業終了日までに賃金を引き上げなければなりません。
小規模事業者持続化補助金には、各申請回において「補助事業の実施期間」が定められています。採択になった事業者は、補助事業の実施期間内に補助事業を終了される必要があります。
第9回締切分においては、採択発表が2022年11月25日であり、補助事業の実施期間は交付決定通知受領後から2023年5月31日までとなっています。採択になった事業者の方は、2022年5月31日までに事業を完了させる必要があります。事業者の方が事業を完了させた日を補助事業終了日と言います。
賃上げに関しては補助事業終了日までに終わらせる必要があることから、採択後からおよそ半年間の間に賃上げをしなければなりません。
賃上げしないとどうなるの?
補助事業終了時点において、各特別枠の要件を満たしていることが確認できない場合、交付
決定後であっても、補助金の交付は行いません。ただし天災など事業者の責めに帰さない理由
がある場合は、補助金が交付されることもあります。
<小規模事業者持続化補助金 賃金引上げ枠について解説>
賃上げする事業者向け補助金:賃金引上げ枠①「賃金引上げ枠の概要」
賃上げする事業者向け補助金:賃金引上げ枠②「赤字事業者でも使えるの?」
賃上げする事業者向け補助金:賃金引上げ枠③「いくら賃上げすればよいの?」
賃上げする事業者向け補助金:賃金引上げ枠④「賃上げしない場合はどうなるの?」
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