2020年3月10日、ついに令和元年度補正「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の公募が開始されました。
例年と比べて資料が充実しており、公募要領の概要版は非常に見やすいです。
令和2年度の締切は5回!
令和2年度(~令和3年3月末まで)は合計5回の締切が設けられています。
1次締切 令和2年3月31日(火)17時
2次締切 令和2年5月頃
3次締切 令和2年8月頃
4次締切 令和2年11月頃
5次締切 令和3年2月頃
1回目の1次締切は(コロナウイルスの影響を考慮したのだと考えられますが)3月31日と既に1カ月を切っています。
3月31日17時を過ぎてしまった申請は2次締切分の審査に回されてしまいます。
去年の電子申請では締切直前はアクセスが集中し、なかなか申請が完了しませんでした(事業者によっては申請が完了するまで数時間待ちの状態が続くケースも見られました)。
今回はアクセス集中理由により申請が遅れた場合、そのまま2次締切分に審査が回されてしまいますので、早めに申請いただいた方がよいかと思います。
今回のものづくり補助金のポイント
大部分は以前弊社がまとめた概要資料の通りでしたが、追加で明らかになったポイントは以下の通りです。
- 1次締切分の申請入力期間は3月26日(木)17時~3月31日(火)17時(公募は開始したものの、補助金申請システムの準備がまだできていないため)
- 1次締切分の採択発表は4月末
- 補助事業期間(投資可能な期間)は「10ヶ月以内」
- 申請手続き簡素化のため、認定経営革新等支援機関の確認書添付が不要(去年までは必要だった)
- 「賃金引上げ計画を従業員に表明したことを示す書類」の提出が必須
- 賃金引上げ目標未達の場合、補助金の一部返還が求められる。しかし、付加価値額が目標通り伸びない(≒利益がでなかった)場合、補助金の一部返還は求められないケースあり
- 審査項目は例年通り(これまで同様の考え方で対応可能)
- 中古設備や外注費も補助金の対象に
GビズIDは申請しましたか?
今回のものづくり補助金は電子申請が必要で、電子申請のためには事前にGビズIDプライムアカウントを取得する必要があります。
アカウントの取得には「印鑑登録証明書」が必要で、アカウントの取得には2週間程度を要します。
未取得の事業者様は、今週中に利用登録を完了できるようにした方がよいかと思います。
もし、事前準備で迷うことや申請に関する疑問があれば、遠慮なくこちらからお問い合わせください。