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2024年度補助金動向②:「小規模事業者持続化補助金」を分かりやすく解説(続報更新 24/05/08)

政策パッケージ、政策パッケージを実行するための予算「令和5年度補正予算案」が閣議決定されたことによって次年度の補助金動向が見えてきました。
そこで数回に分けて2024年度の補助金動向について分かりやすく解説していきます。

今回は「小規模事業者持続化補助金」のその後について見通しを解説いたします。

 

小規模事業者持続化補助金は変わりなく継続

次年度の小規模事業者持続化補助金の枠組みは以下のように発表されています。

申請類型 補助上限(※) 補助率
① 通常枠 50万円  

2/3
※②のうち赤字事業者は3/4

② 賃金引上げ枠  

200万円

③ 卒業枠
④ 後継者支援枠
⑤ 創業枠

※免税事業者からインボイス発行事業者に転換する場合は一律50万円上乗せ

 

こちらの類型は今年度と全く変わっていません。補助金上限額、補助率なども変わりありません。
予算額においても、令和5年度補正予算案額にて「2,000億円(ものづくり補助金、IT導入補助金、事業承継・引継ぎ補助金との合算)」計上と、今年度と同額が計上されています。
以上のことから、小規模事業者持続化補助金は今年同様の内容・同様の規模感で実施される見通しです。

 

今後の公募予定

今年度は3ヶ月ペースで公募が行われました。
これまでに2023年12月12日締切の「第14回公募」まで行われました。
小規模事業者持続化補助金は切れ目なく支援すると謳われていますので、今後は以下のようなスケジュールで公募が行われていくと想定されます。

 

(2023/12/19 更新)
2023/12/19に小規模事業者持続化補助金の続報が中小企業庁から発表されました。(引用:中小企業庁 Webサイト
補助事業期間は「2024年10月31日」までと公表されました。つまり、これから公募が行われる小規模事業者持続化補助金については、納品・支払いを2024年10月31日までに実施しなければならないということになります。

 

これにより、第19回まで行われると想定していました今後の予定については第16回にて終了となると予想されます。

 

(2024/05/08 更新)
第16回の公募がアナウンスされました。
事業スケジュールから想定すると、今年度の小規模事業者持続化補助金の公募は今回の第16回で終了するものと思われます。

公募回 公募開始 公募終了 採択発表
第14回(終了) 2023/09/08 2023/12/12 2024/03/04
第15回(終了) 2024/01/16 2024/03/13 2024/06頃
第16回(募集中) 2024/05/08 2024/05/27 2024/08頃
第17回 2024/06頃 2024/09頃 2024/11頃
第18回 2024/09頃 2024/12頃 2025/02頃
第19回 2024/12頃 2025/03頃 2026/05頃

第16回についての詳細は以下の記事を確認ください。

 

小規模事業者持続化補助金は、補助対象経費の幅が広く、設備投資だけではなく広告宣伝費、内装・外装の建設費用など幅広い用途に利用することができます。
補助金の上限額は比較的小さいですが、従業員の賃上げ(※)を対象期間中に実施すれば上限額は「200万円」まで増やすことができます。

 

 

(2023/12/19 更新)
※賃上げについては、第15回公募から「事業場内最低賃⾦を地域別最低賃⾦より+50円以上とした事業者(既に達成している場合は申請時点の事業場内最低賃⾦より+50円以上)」となりました。第14回までは+30円でしたので賃上げ幅が大きくなりました。

小規模事業者持続化補助金については、様々な情報をまとめてますので以下も併せてご覧ください。
小規模事業者持続化補助金についての記事一覧

 

弊社では、補助金の上限金額に関わらず、少額であっても支援いたします。
補助金を活用して新たな事業に取り組みたいとお考えの事業者様は、お気軽にご相談ください。
初回相談は無料で行っています。

 

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この記事を書いた人

平阪 靖規

平阪 靖規

2012年4月に「中小企業診断士」登録。2013年04月の独立後より補助金を始めとする中小企業施策の支援に従事。中小企業施策を企画する行政と利用する中小企業・小規模事業者の橋渡し役としての任務を全うすることに力を注いでいる。株式会社コムラッドファームジャパン 代表取締役。

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