～ 動物病院の医療機器導入やシステム構築のための補助金をお考えの獣医師の方へ ～
ものづくり補助金（※１）とは？
補助金額 最大1,250万円（※２） 補助率2/3補助されるケースも！(※３)
ものづくり補助金は、中小企業等による生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資を支援する補助金です。
※1 正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」
※2 通常枠、回復型賃上げ・雇用拡大枠、デジタル枠の場合です。動物病院には関連の薄いグリーン枠、グローバル市場開拓枠を除いています。
※3 通常枠で小規模事業者の場合、或いは、回復型賃上げ・雇用拡大枠、デジタル枠の場合です。
事業計画書は誰が書いても同じ？
いいえ。担当するコンサルタントによって、採択率は大きく違います。
ポイントは３つ！
１．ものづくり補助金の審査項目を正しく理解しているか？
２．データを使いこなし、説得力のある事業計画書を書くことができるか？
３．経営に関する豊富な知識があるか？
４. その事業者ならではの強みを引き出せるヒアリングができるか？
いずれかが欠けても、採択からは遠のいてしまいます。
審査項目別！ ものづくり補助金 動物病院採択の重要ポイント！
ものづくり補助金が採択されるには、審査項目を正しく理解し、その業界にいる者しか知り得ない情報、データ、ストーリーを駆使して、説得力のある事業計画書を書く必要があります。今回は、主な審査項目から、動物病院が採択される上での重要ポイントの一部を見ていきましょう。
１．新製品・新サービスの革新的な開発となっているか。
ものづくり補助金は、新しい取組みにかかる設備投資が対象となる補助金です。よって、現在ある機械をもう一台購入する、等は対象になりません。
動物病院がものづくり補助金を活用する場合、例えば：
- 動物用眼部撮影装置を導入することにより、今までできなかった動物の眼科治療に事業領域を拡大できるようになる。
- 動物用歯科治療ユニットの導入により、動物の歯科治療分野に新たに挑戦する。
- 動物看護ユニットの導入により、ペットも高齢化が進んでいる中、ニーズの高い老犬・老猫への介護サービスを実現する。
- Cアームを導入し、血管の手術をリアルタイムで行えるようにすることで、診療範囲を拡大する。
- 動物病院用３ＤマイクロＸ線ＣＴを導入することで、高齢者でも飼育の容易な小型動物に高度獣医療を提供する。
- 半導体レーザーの導入により、従来の治療法に比べて侵襲や副作用が少なく、動物に苦痛を与えない治療を実現する。
等が考えられます。
尚、「革新的な開発」と言っても、日本随一になる必要はありません。その医療機器導入やシステム構築により、地域の競合院と差別化でき、より収益を上げられる可能性が説明できれば大丈夫です。
２．補助事業実施のための技術的能力が備わっているか。
ものづくり補助金の考え方として、「その機器さえ買ってしまえば、他の動物病院でも同じ成果があげられてしまう。」のであれば、当院がその機器を導入しなければならない理由がない、として採択されません。
当院の従来からの取組みや強みが、機器の導入によって補強され、新サービスとして事業拡大に活かされるという方向で、事業計画書を策定していく必要があります。
３．市場ニーズの有無を検証できているか。
いくら当院の強みが活かせて最新鋭の機器を導入しても、提供する新サービスに市場ニーズが無い場合、補助金が採択されないばかりか実際に事業を成功させることもできません。マクロ的、ミクロ的観点（市場全体の動向、及び地域の顧客のニーズ）から、市場ニーズがあることを十分に確認し、事業計画書でしっかりとアピールしましょう。
この他にも、多くの審査項目を満たす事業計画書を策定する必要があります。
このように、ものづくり補助金が採択されるには、業界に詳しい、信用できる認定経営革新等支援機関の支援を得ながら進めることをお勧めします。
コムラッドファームジャパン株式会社は、動物病院に特化したコンサルタントがフルサポートを行っている認定経営革新等支援機関です
犬や猫など飼い主様にとって大切なペットの治療に日々尽力されている獣医さん達を応援しています。
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